2017年11月13日

サッカー 審判

現代サッカーは審判受難の時代といわれます。ひと昔前には「誤審も含めてサッカー」という風潮がありましたが、近年は映像技術が進化して、色々な角度から多数のカメラがプレーを捉え、リプレイ映像も瞬時に提供されるようになり、また、試合の展開も早くなり、審判の目では到底、映像技術には勝てず、誤審と非難されるケースが増えました。

判定テクノロジー導入へ大きく前進したのは、2010年のワールドカップ南アフリカ大会でミスジャッジがあまりにも多かった事がきっかけとなりました。その後、ゴールラインに関するゴールラインテクノロジーが2012年のクラブワールドカップに初めて導入され、プレミアリーグにも採用されました。

クラブワールドカップではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入され、モニター室でビデオ審判が誤審をチェックするシステムにより、重要な事象に関してより正確なジャッジが可能となりました。このVARは次回のロシアワールドカップでも導入されることが決定しています。

このようなテクノロジーは進化しながら、徐々に浸透していく時代の流れとなっていますが、スピード感の醍醐味を失わないで欲しいという意見もあり、コストの問題など全面導入へは様々な壁があります。また、ピッチレベルで審判の目や感覚で判断されるイエローカードやレッドカードの判断は機械に頼らず、人間のジャッジをリスペクトすることも大切です。



Posted byドライブシュートat18:35